パーティーやおもてなし料理で大活躍の生ハム。
しかし、「上手く盛れない」「おしゃれな盛り付けにはならない」。
生ハムの盛り付けを難しく感じている人も多いですが、
コツと手順が分かれば、おしゃれで華やかな盛り付けが簡単にできるようになります。
解説が文字だけではよく分からないと言う人も多いので、
手順ごとに写真付きで解説しています。
さらに、普段使わない食材も使用しません。
「生ハム料理」でテーブルをおしゃれに華やかにしたいしたい人は是非参考にしてください。
・調理師歴15年以上!
・盛り付けで料理はグレードアップできます。
これがあれば大丈夫!3つの基本の食材
これからご紹介するお料理全てに登場する食材が3つあります。
それは、「生ハム」「チーズ」「ベビーリーフ」です。
1番シンプルな盛り付けでも、この3つがあればおしゃれに仕上がります!
生ハムとチーズのおつまみプレートの作り方
パーティーにおつまみは欠かせません。
その中でも生ハムとチーズは調理はいらないのにお酒は進む、
欠かせないアイテムです。
さらに盛り付けでワンランクアップさせましょう。
付け合わせの「3色」
基本は5色→【赤・青(緑)・黄・白・黒】
それぞれに役割があり、見た目も華やかで格段に良くなります。
赤と黄は【食欲増進】/青(緑)は【清涼感】/白は【清潔感】/黒は【引き締め】とされています。
5色揃えるのは難しいですが、
3色あれば彩りには十分です!
用意する材料は、
- 生ハム「赤」
- チーズ「黄」
- ベビーリーフ「緑」
【写真で解説】おつまみの盛り付け手順
1、カッティングボードを斜めに三等分するイメージで、ベビーリーフを盛ります。
この時にふんわり山になるようにリーフを盛り付けましょう、
整えようとせずに、無造作に置く方がおしゃれになります。
※丸いお皿で盛る時も同様に斜めに三等分をイメージして盛ってください。
2、三等分にした真ん中のスペースに生ハムを盛ります。
生ハムは取りやすいように、一口大のサイズにして「ふんわり」盛り付けます。
どのくらい「ふんわり」かと言いますと、
2本の指で軽く摘んでそのまま置くくらいのイメージで大丈夫です。
3、最後に三等分にした手前のスペースにチーズを盛ります。
ここでのポイントも並べるのではなく無造作を意識して盛ることです。
ベビーリーフも生ハムも無造作感で盛っているので、
チーズだけ規則的に並んでいると違和感を感じてしまいます。
仕上げにオリーブオイルとブラックペッパーを軽くかけて完成です!
※オリーブオイルは全体にかけます、ベビーリーフの味付け目的もありますが、
ハムとチーズの乾燥も防ぎます。
生ハムと卵のサラダの作り方
色鮮やかなサラダは主役にもなります。
こちらのサラダも取り入れる「色」を気にして盛り付けてみるだけで、
主役サラダが完成します。
付け合わせの「4色」
用意する材料は、
- 生ハム「赤」
- ミニトマト「赤」
- チーズ「黄」
- ゆで卵「黄・白」
- ベビーリーフ「緑」
ミニトマトは全体に散らせるように4分の1カット。(小さめなら2分の1でもOK)
ゆで卵は黄身が見えるように4分の1カット。(黄身の硬さは10分茹でです。)
ブラックオリーブやレーズンがあると「黒」が加わり5色が揃います、
黒は【引き締め】効果があるので、あるとサラダがよりおしゃれになります。
しかし、ブラックオリーブを普段から使わないご家庭も多いので、
今回は黒なしの4色でも大丈夫です、十分華やかですよ。
【写真で解説】サラダの盛り付け手順
1、ボウルにレタスを細かくちぎって用意しておきます。
2、半分だけお皿に盛ります。
この時に平たくフチのギリギリまで盛ると、この後の工程で盛りやすくなります。
3、ボウルに残ったレタスにミニトマト、生ハム、チーズを和えておきます。
ゆで卵は和えておくと、黄身がボロボロになるので最後に盛り付けます。
4、お皿に残りのサラダをバランスよく盛り付けたら完成です。
この時にゆで卵は全体に散らします。
もしボウルに用意したレタスの量が多かった場合、
無理に全て盛らないで適量でやめておく事をおすすめします。
盛り付けは余白も重要です。
今回のようなフチのあるリム皿に盛る時はボリューム感も大切です。
生ハムとフルーツの副菜
フルーツと生ハムはとても相性の良いおつまみになります。
生ハムメロンは組み合わせとしては有名な料理ですね。
ワインとの相性も良いので副菜におしゃれな一皿はいかがでしょうか。
付け合わせの「3色」
用意する材料は、
- 生ハム「赤」
- 苺「赤」
- チーズ「黄」
- キウイ「緑」
- ベビーリーフ「緑」
果物は季節のもので代用しても大丈夫です、
例えば柑橘類や柿、もちろんメロンも相性が良い食材です。
その結果、苺の赤がなくなった場合はミニトマトで代用、
キウイの緑がなくなった場合はベビーリーフを少し増やします。
【写真で解説】フルーツの副菜の盛り付け手順
1、お皿全体に等間隔でキウイを盛ります。
3、最後にキウイと苺の隙間に生ハムとチーズを盛り付けます。
4、最後にベビーリーフを盛り付けます。
この時のお皿の白い部分が見えている部分を埋めるように盛り付けます。
キウイの緑より濃いめの緑色が入ると全体が引き締められますね。
仕上げにオリーブオイルをひと回し、塩、レモン果汁をかけると味付けまで完了です。
今回は21㎝の白いお皿を使用しましたが、
1人用なら17㎝、3人以上なら26㎝でも良いと思います。
写真の真似をするだけでOK!
写真を見つつ手順通りに盛り付けることで、
お店のようなおしゃれな盛り付けができるようになります。
慣れるまでは無理にオリジナル料理を作る必要はありません、
「アレンジせずに、とりあえずマネをする。」
それが上達への近道です。
生ハム以外の盛り付けの基本について気になる方はこちらの記事もご覧ください。
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